Proton Lumoとは?日本語で使って分かった実力【Unlimitedには含まれません】

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Lumoは、Protonが提供するAIアシスタントです。ChatGPTやGeminiと同じように質問できますが、会話がゼロアクセス暗号化で保存され、AIの学習に使われないという点が違います。

実際に日本語で質問して検証しました。結論から言うと、日本語の回答品質は十分に実用的です。ただし画面は英語のみで、もう1つ、契約前に知っておくべき重要な事実がありました。

その事実とは、Proton Unlimitedを契約してもLumoの有料版は含まれないということです。私自身がUnlimitedを契約している状態で、Lumoの画面に「Upgrade」が表示されました。

検証条件:2026年7月26日、Proton Unlimitedを契約したアカウントで lumo.proton.me を開き、日本語で実際に質問して回答を確認しました。料金はProton公式のLumo料金ページ、プランに含まれる内容は自分のアカウントのダッシュボードに表示されていた項目をそのまま確認しています。

日本語で使ってみた結果

「二段階認証とは何ですか」と日本語で質問してみました。

回答品質は実用的でした

返ってきた回答は自然な日本語で、内容も正確でした。具体的には次のような内容が含まれていました。

  • 認証要素を「知識要素・所持要素・生体要素」の3分類で整理
  • SMSやメール、認証アプリ、ハードウェアキーといった手段の列挙
  • 「SMS認証はフィッシングやSIMスワップ攻撃に対して比較的弱い」という踏み込んだ注意点

最後の一文まで書けているのは、正直なところ想定より上でした。「無難な一般論しか返さない」タイプではありません。

チャット名も日本語で自動生成された

細かい点ですが、会話の見出しが「二段階認証の概要説明」と日本語で自動的に付けられました。日本語を後付けで対応させたのではなく、きちんと処理されている印象を受けます。

選べる設定

項目 選択肢
AIモデル Lumo 2.0 Lite(日常的な作業向けの軽量モデル)
Lumo 2.0 Max(複雑な作業向けの高性能モデル)
回答モード Fast mode(速い)
Thinking mode(時間はかかるが丁寧)

入力欄の下には常に「Conversation encrypted」(会話は暗号化されています)と表示されます。また回答の下には「Lumo can make mistakes.」という注意書きが出ます。これは他のAIサービスと同じです。

なお画面のメニューはすべて英語です。Proton Docsと同じで、日本語UIには対応していませんでした。とはいえ入力欄に日本語で書けば日本語で返ってくるので、実用上の障害は小さいです。

日本語で使ってみた結果

【重要】Proton Unlimitedには含まれていません

ここが契約前にいちばん誤解しやすい点です。

私はProton Unlimited(月¥1,249)を契約しています。それでもLumoの画面には、こう表示されました。

「Upgrade for unlimited chats, projects, larger file uploads, and more.」
(無制限のチャット、プロジェクト、より大きなファイルのアップロードなどにはアップグレードが必要です)

自分のアカウントのダッシュボードで、Proton Unlimitedに含まれる項目を確認しました。表示されていたのは次の通りです。

Proton Unlimited に含まれるもの
15件のメールアドレス/エイリアス、3件の独自ドメイン
Dark Web Monitoring
無制限のログイン・メモ・クレジットカード、保管庫の共有(最大10人)、2要素認証の統合
500 GB のストレージ、オンライン文書エディタ、ファイルの復元
VPN(148か国・20,507台のサーバー)
Lumo ← 記載なし

Lumoは一覧に入っていませんでした。つまりUnlimitedを契約していても、Lumoは無料枠のままです。

両方使うといくらか

プラン 月額(年払い) 年額
Proton Unlimited ¥1,249 ¥14,988
Lumo AI Plus ¥1,249 ¥14,988
両方 ¥2,498 ¥29,976

Lumo AI Plus単体の価格が、メール・VPN・ストレージ・パスワード管理が全部入ったUnlimitedとまったく同額というのは、なかなか強気な設定だと思います。

誤解のないように書くと、これは不当という話ではありません。AIの推論はサーバー資源を大量に使うので、価格が高くなるのは自然です。ただ「Unlimitedにすれば全部入り」と思って契約すると、ここで期待が外れます。私も外れました。

無料版でどこまで使えるか

公式の料金ページに記載されていた内容です。

項目 無料(¥0) Lumo AI Plus(¥1,249/月)
高性能モデル(Max)の利用 制限あり より多く使える
メッセージ数・履歴 制限あり より多く使える
画像生成 制限あり より多く使える
プロジェクト 1つ 無制限
カスタムLumo 無制限
クレジットカード 不要 必要

注意したいのは、公式の表記が「Limited(制限あり)」であって、具体的な数字が書かれていない点です。1日何回まで、といった明示がありません。

実際に使ってみるまで、自分の使い方で足りるかどうかは分からない、というのが正直なところです。幸いクレジットカードなしで試せるので、まず無料で触ってみるのが確実です。

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無料版でどこまで使えるか

他のAIと何が違うのか

Protonが主張している違いは、会話の扱い方です。

公式の説明では次のように書かれています。

  • ゼロアクセス暗号化で保存される。 「Protonでさえアクセスできない」
  • AIの学習に使われない
  • コードがオープンソース。 検証できる状態にある
  • ヨーロッパ拠点でGDPRに準拠している

Protonは公式サイトに、他社との比較表も掲載しています。ただしこれはProton自身が作った表なので、そのまま鵜呑みにはできません。参考として、Protonがどう主張しているかだけ紹介します。

Protonの主張 Lumo 他社(Gemini / Copilot / OpenAI / Claude)
データをAI学習に使わない はい いずれも「いいえ」と表記
チャットを記録しない はい いずれも「いいえ」と表記
ソースコードを公開 はい いずれも「いいえ」と表記
広告に依存しないビジネスモデル はい Claudeのみ「はい」
この種の比較表は、作った側に有利になるのが普通です。各社の学習利用の方針は設定で変えられる場合もあり、頻繁に更新されます。気になるサービスがあるなら、そのサービス自身の説明を直接確認してください。

構造として確かなこと

比較表の主張はさておき、設計として確かなのは「ゼロアクセス暗号化で保存される」という点です。

これは当サイトで繰り返し出てくる論点と同じです。多くのサービスは「使わないと決めている」のに対し、Lumoは「保存されたものを事業者が読めない」状態にしています。方針が変わっても、読めないものは読めません。

同じ構造の話はGmailはGoogleに読まれている?でも扱いました。

どんな人に向くか

検証した実感からの整理です。

条件 判定
仕事や健康など、内容を残したくない相談をしたい 向いている
まず無料で試したい 向いている(カード不要)
すでにProtonを使っていて、同じアカウントで完結させたい 向いている
英語のメニューが気にならない 前提条件
Unlimitedに含まれると思っている 含まれません
最先端の性能を求めている 他社の方が選択肢は多い

正直に書くと、純粋な性能で他社の最上位モデルと張り合うことを期待するものではありません。価値は「何を入力しても残らない」という点にあります。

逆に言えば、「これは検索履歴に残したくないな」と思うような質問をするときにこそ効きます。健康の悩み、仕事の機密、家族の問題。そういう質問を、他のAIに投げるのをためらった経験があるなら、試す価値があります。

Proton全体の損得計算はProton Unlimitedは元が取れる?、他のProtonサービスの実力はProton Docsとは?にまとめました。

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よくある質問(FAQ)

Lumoは日本語に対応していますか?

日本語で質問すれば日本語で回答が返ってきます。回答の品質も実用的で、会話の見出しも日本語で自動生成されました。ただし画面のメニューはすべて英語で、日本語UIには対応していません。

Proton Unlimitedを契約すればLumoの有料版も使えますか?

使えません。Unlimitedを契約している状態でLumoを開いても、有料版へのアップグレードを促す表示が出ます。アカウントのダッシュボードに表示されるUnlimitedの内容にも、Lumoは含まれていませんでした。Lumo AI Plusは月¥1,249の別契約です。

無料版はどこまで使えますか?

クレジットカードなしで使えますが、高性能モデルの利用回数、メッセージ数と履歴、画像生成に制限があり、プロジェクトは1つまでです。公式ページには「Limited(制限あり)」とだけ書かれていて具体的な数字は示されていないため、自分の使い方で足りるかは実際に試して確かめる必要があります。

入力した内容はAIの学習に使われますか?

Protonは使わないと明言しています。会話はゼロアクセス暗号化で保存され、公式の説明では「Protonでさえアクセスできない」とされています。またコードがオープンソースで公開されているため、第三者が検証できる状態にあります。

ChatGPTやGeminiと比べて性能はどうですか?

実際に日本語で質問した限り、実用的な水準の回答が返ってきました。ただし最先端の性能を競うものではありません。Lumoの価値は性能ではなく、入力した内容が残らない点にあります。性能を最優先するなら他社の選択肢の方が多いのが実情です。

モデルは選べますか?

選べます。日常的な作業向けの「Lumo 2.0 Lite」と、複雑な作業向けの「Lumo 2.0 Max」の2つです。あわせて回答モードも「Fast mode(速い)」と「Thinking mode(丁寧だが時間がかかる)」から選べます。

まとめ

実際に使って確認した結果をまとめます。

  • 日本語の回答品質は実用的です。 内容も踏み込んでおり、会話の見出しも日本語で自動生成されました
  • 画面のメニューは英語のみ。 Proton Docsと同じく日本語UIには未対応です
  • Proton Unlimitedには含まれません。 Unlimited契約中でもアップグレードを促されます。両方使うと月¥2,498です
  • 無料版はクレジットカード不要。 ただし制限の具体的な数字は公開されていません
  • 会話はゼロアクセス暗号化で保存されます。 「使わないと決めている」ではなく「読めない」という設計です
  • 公式の他社比較表はProton自身が作ったものなので、そのまま鵜呑みにはしないでください

性能で他社と勝負するサービスではありません。価値は「残らない」という一点です。他のAIに投げるのをためらった質問が思い当たるなら、無料で試してみる価値があります。

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この記事は、2026年7月26日にProton Unlimitedのアカウントで実際にLumoに日本語で質問し、料金ページと自分のアカウントのダッシュボードを確認して書いています。無料版の制限については、公式に具体的な数字の記載がないため実測できていません。その点は区別してお読みください。

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