Proton Unlimitedは元が取れる?料金・内容・損益計算を徹底解説【2026年版】

Proton Unlimited

Proton Unlimitedに加入しようか迷っている。月額はいくらか、何が含まれているのか、そして本当にコストパフォーマンスに見合うのか。

 

 

この記事では、Proton Unlimitedのプラン内容を整理した上で、「別々に契約した場合と比べて実際にいくら得になるか」を数字で計算します。加入すべき人・しなくていい人の判断基準も明示します。

ちなみに私はVPNとメール、VPN、Proton Driveを利用しているため、お得に利用可能なProton Unlimitedを契約しています。

Proton Unlimitedとは

Proton Unlimitedは、Protonが提供するすべてのサービスを1つのサブスクリプションにまとめたプランです。Proton Mail・Proton VPN・Proton Drive・Proton Pass・Proton Calendarのプレミアム機能がすべて含まれます。

個別のサービスに興味があって有料プランを検討している場合、まずUnlimitedの料金と内容を確認してから判断することをおすすめします。単体で契約するよりトータルコストが低くなる場合が多いからです。

Proton Unlimitedの料金

支払いサイクル 月額換算 年間合計
月払い $12.99 / 月 $155.88
年払い(推奨) $9.99 / 月 $119.88

年払いを選ぶと月払いより約23%安くなります。30日間の返金保証があるので、まず試してみて合わなければ全額返金を受けることができます。

日本円換算の目安(1ドル=150円として):月払いで約1,950円/月、年払いで約1,500円/月です。 Proton Unlimitedは、後から追加料金が発生することもなく、基本的にはすべてのProton系のサービスを利用することができます。

Proton Unlimitedに含まれるもの

Proton Unlimitedは、Proton系サービスの全部盛りプランとなっていて、Proton MailからProton VPNまですべてのサービスが含まれています。

Proton Mail(プレミアム)

Proton Mail(プレミアム)は、エンドツーエンド暗号化メールのプレミアムプランです。無料版との主な違いは以下の通りです。

  • ストレージ:500GB(メールとDriveで共有、無料版は1GB)
  • メールアドレス数:最大15個(無料版は1個)
  • カスタムドメイン:3つまで対応
  • 送信上限:無制限(無料版は150通/日)
  • メールエイリアス:無制限
  • Proton Bridge(OutlookやApple MailなどのIMAPクライアントで使用可能)
特に、1つのアカウントでメールを最大15個まで利用できるのはかなり便利です。サービスごとにメールアドレスを分けたり、1つのサービスに複数アカウントを作成するときにかなり重宝しています。GoogleアカウントやMicrosoftアカウントの場合は、基本的には1アカウント=1メールアドレスが必要なので、Proton Mail を利用するまでば、複数アカウント管理がかなり大変でした。

Proton VPN Plus

120か国以上・15,000台以上のサーバーに接続できるVPNのフル機能です。無料版は5か国の限られたサーバーのみで速度制限があります。

  • 同時接続台数:10台
  • NetShield(広告・トラッカー・マルウェアのブロック)
  • Stealth(VPNを検出されにくくするプロトコル)
  • Secure Core(複数の国のサーバーを経由する高セキュリティモード)
  • Tor経由のアクセス
  • Netflix・Disney+などのストリーミングサービス対応
NordVPNは、1アカウント=3接続までが同時接続として許容されていますが、Proton VPNは10台になっています。そのため、複数端末の同時接続や家族とのアカウント共有などを行なっても、ほとんど制限なく利用することができます。

Proton Drive Plus

エンドツーエンド暗号化のクラウドストレージです。Proton Mail・Driveで合計500GBを共有して使えます。

  • ファイルのバージョン管理
  • 暗号化されたファイル共有リンク(パスワード保護・有効期限設定可)
  • デスクトップアプリによる自動同期(Windows・Mac)
  • 写真の自動バックアップ(モバイル)
  • Proton Docs・Proton Sheets(ブラウザ上でのドキュメント・スプレッドシート編集)

ちなみに、Googleドライブの場合は500GBプランはなく、2TBプラン=1500円程度となっているため、それと比較するとかなりコスパ良いです。

Proton Pass Plus

Proton Pass Plusは、エンドツーエンド暗号化のパスワードマネージャーです。他のパスワードマネージャーは基本的に、単純にメールアドレスとパスワードが保存されるだけですが、「hide-my-emailエイリアス」に対応しているのはかなり便利です。

  • パスワード・パスキーの無制限保存
  • hide-my-emailエイリアス:無制限(無料版は10個まで)
  • ダークウェブモニタリング(パスワード漏洩の検知)
  • 全デバイス対応(Windows・Mac・iOS・Android・ブラウザ拡張機能)
  • Proton Sentinel(アカウント乗っ取り防止のAI監視)
「hide-my-emailエイリアス」は、よくあるような「+XXXX」のように自身のメールアドレスに「+XXX」をつけるだけでなく、完全にランダムなメールアドレスを生成することができ、そのメールアドレスを利用して様々なサービスを登録できます。

Proton Calendar Plus

暗号化されたカレンダーです。予定の内容がProton側でも読めない設計になっています。

  • カレンダー数:25個まで
  • 共有カレンダー
  • 外部カレンダー(Googleカレンダーなど)の購読

損益計算:別々に契約した場合と比べていくら得か

Proton Unlimitedが本当に得かどうかを確認するために、同等の機能を持つ競合サービスを個別に契約した場合のコストと比較します。

比較対象の選定

  • メール:Proton Mail Plus($3.99/月・年払い)
  • VPN:NordVPN Standard($4.49/月・2年払い)またはExpressVPN($8.32/月・年払い)
  • クラウドストレージ:Google One 200GB($2.99/月)
  • パスワードマネージャー:1Password($2.99/月・年払い)またはBitwarden Premium($0.83/月・年払い)

パターン1. 標準的な構成との比較

サービス 競合(月額・年払い)
メール(Proton Mail Plus相当) $3.99
VPN(NordVPN Standard) $4.49
クラウドストレージ200GB(Google One) $2.99
パスワードマネージャー(1Password) $2.99
合計 $14.46 / 月
Proton Unlimited(年払い) $9.99 / 月
差額(年間) 約$53 お得

パターン2. コスト重視の構成との比較

サービス 競合(月額・年払い)
メール(無料Gmail) $0
VPN(NordVPN Standard) $4.49
クラウドストレージ(Google Drive 15GB・無料) $0
パスワードマネージャー(Bitwarden Premium) $0.83
合計 $5.32 / 月
Proton Unlimited(年払い) $9.99 / 月
差額(年間) 約$56 割高

コストだけで比較すると、GmailとGoogle DriveとBitwardenの無料・格安サービスを組み合わせた場合、Proton Unlimitedより安くなります。 ただしこの場合、メールやクラウドに保存されたデータはGoogleに解析・分析可能な状態で保管されます。プライバシーにコストを払う意味があるかどうかが、判断の分岐点です。

パターン3. VPNだけが目的の場合

VPNだけが目的であれば、Proton VPN Plusの単体プランの方が安いです。

プラン 月額(年払い)
Proton VPN Plus(VPNのみ) $4.99
Proton Unlimited(全サービス) $9.99

VPNしか使わないのにUnlimitedを選ぶと、メール・ストレージ・パスワードマネージャーの機能を使わない状態で月5ドル余分に払うことになります。VPN単体が目的の場合はVPN Plusの方が合理的です。

Proton Unlimitedが向いている人・向いていない人

向いている人

複数のProtonサービスを使う予定がある人には、Unlimitedが最もコスト効率が高いです。たとえば、ProtonMailとProton VPNを両方使いたい場合、それぞれ単体で契約するよりUnlimitedの方が安くなります。

Googleのエコシステムから完全に離れたい人にも向いています。Gmail・Googleドライブ・Googleカレンダーをまとめてプライバシー重視の代替サービスに置き換えたい場合、Unlimitedを利用すれば、まるっとProton系サービスへの乗り換えが可能となります。

また、現在VPN・パスワードマネージャー・クラウドストレージを個別のサービスで契約している人も要確認です。合計が月1,500円を超えているようであれば、Unlimitedに切り替えた方が結果的に安くなることが想定されます。

向いていない人

VPNだけが目的の場合は、Proton VPN Plusの単体プランで十分です。Unlimitedの半額以下で同等のVPN機能を使えます。

仕事でGoogleドキュメント・スプレッドシートを中心に使っている場合、ProtonのエコシステムはGoogleの代替にはなりきれない部分があります。Proton DocsとProton Sheetsは基本的な編集には対応していますが、高度な共同作業やGoogleのサービスとの連携は期待できません。

メールのみが目的であれば、Proton Mail Plusの単体プランが$3.99/月と安価です。カスタムドメインや15GBのストレージ、複数のメールアドレスなど、個人用途には十分な機能が揃っています。

他のProtonプランとの比較

プラン 月額(年払い) ストレージ 主な内容
Proton Free 無料 最大6GB(Mail 1GB+Drive 5GB) 全サービスの基本機能。送信150通/日制限あり
Proton Mail Plus $3.99 15GB メールのプレミアム機能のみ。VPN・DriveはFreeのまま
Proton Unlimited $9.99 500GB 全サービスのプレミアム機能
Proton Duo $14.99 2TB(2人で共有) Unlimitedの2人用版
Proton Family $29.99 3TB(最大6人で共有) 最大6人まで利用可能

Proton Mail PlusとUnlimitedの価格差は月$6です。VPN・Drive・Passも使う予定があるなら、Unlimitedの方がコスト効率が高くなります。Mail Plusを選ぶのは、メール以外のProtonサービスを一切使わないと決めている場合に限ります。

申し込み方法

Proton Unlimitedへの加入は以下の手順で行います。

  1. まず無料アカウントを作成する(ユーザー名とパスワードのみ。個人情報の入力不要)
  2. ログイン後、右上の「アップグレード」または設定画面からプランを選択する
  3. 「Proton Unlimited」を選び、月払い・年払いを選択する
  4. 支払い方法を選択する(クレジットカード・PayPal・Bitcoin・現金・銀行振込)

既にProton Freeアカウントを持っている場合は、アカウントページからアップグレードできます。年払いへの切り替えも途中から可能で、残りの期間は日割りでクレジットされます。

まとめ

Proton Unlimitedは、Protonのサービスを複数使う予定がある場合に合理的な選択肢です。メール・VPN・クラウドストレージ・パスワードマネージャーを個別に有料で契約するよりも安く、かつすべてのデータが同一の暗号化方針のもとで管理されます。

一方で、VPNだけ・メールだけを目的とする場合は、それぞれの単体プランを選んだ方がコストを抑えられます。まずは無料プランで各サービスを試してから判断するのが現実的です。 その際には、必ず年払いプランではなく、まずは月払いプランでの契約をおすすめします。その上で、今後も継続した方が良い場合や、さらに追加のサービスが必要となる場合は、「Proton Unlimited」を年間支払いで契約する形がもっとコスパ良くProtonを利用できます。

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