Proton Unlimitedは元が取れる?実際に契約して損益計算した結果【2026年7月実測】

Proton Unlimited
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Proton Unlimitedに加入しようか迷っている。月額はいくらで、何が含まれていて、本当に元が取れるのか。

ドル建ての料金表を為替換算した記事は多いのですが、実際に日本から契約したときにいくら請求されるのかは、契約してみないと分かりません。

そこで私が実際にProton Unlimitedを契約し、管理画面に表示される日本円の実額をもとに損益を計算しました。単品で揃えた場合との差額、支払いサイクル別の月額、そして「何個使えば元が取れるのか」の分岐点まで、すべて実測値で示します。

私はもともとメール・VPN・Driveの3つを使いたくてUnlimitedを契約しました。結論から言うと、この使い方なら確実に元が取れています。ただし「1つしか使わない人」には正直おすすめしません。理由は記事の中で数字を出して説明します。

検証条件:2026年7月25日、Proton Unlimited(1ヶ月契約)を実際に契約し、account.proton.me の管理画面および各製品の公式料金ページ(日本語・通貨JPY表示)で確認した実額を使用しています。価格は変動するため、金額は取得日時点のものです。

実際に契約して表示された料金

私が契約したのはProton Unlimitedの1ヶ月プランです。管理画面には次のように表示されました。

  • 現在の支払い方法:¥1,624 / 月
  • 使用中のストレージ:500 GB のうち 0.01 GB
  • 次回請求日:2026/08/25

そして同じ画面に、長期契約に切り替えた場合の月額も並んで表示されます。ここが重要でした。同じUnlimitedでも、支払いサイクルによって月額が大きく変わります。

支払いサイクル月額割引請求のされ方
1ヶ月(私の契約)¥1,624毎月¥1,624
12ヶ月¥1,24923%節約12ヶ月ごとに¥14,988
24ヶ月¥99938%節約最初の24ヶ月で¥23,976

1ヶ月払いと24ヶ月払いでは、月額に¥625の差があります。年間に直すと¥7,500の差です。管理画面にも「長期契約で最大¥15,000節約できます」と案内が出ていました。

注意点:24ヶ月プランの¥999は最初の24ヶ月間だけの価格です。その後の更新は12ヶ月ごとに¥14,988(=¥1,249/月)に戻ります。ずっと¥999で使えるわけではないので、総額を計算するときは気をつけてください。

実際に契約して表示された料金

Unlimitedに実際に含まれていたもの

契約後にアカウント画面を開くと、Mail・Calendar・Pass・VPN・Drive・Docs・Sheets・Wallet・Lumo・Meetの10個のアプリが並びました。Unlimitedはこれらのプレミアム機能をまとめて使えるプランです。

管理画面で確認できた主な内容は次の通りです。

  • ストレージ500GB(Mail・Calendar・Drive・Passで共有)
  • 15件のメールアドレス/エイリアス
  • 3件の独自メールドメイン
  • VPNは148ヶ国・20,507台のサーバーに接続可能
  • 保管庫の共有(最大10人)、2要素認証の統合
  • Proton Sentinel(最高レベルのアカウント保護)
  • 送信数・フォルダー・ラベル・フィルターの制限なし
メールアドレスを15個作れるのは、私の使い方では一番効いています。サービスごとにアドレスを分けられるので、どこから迷惑メールが来たのかが一目で分かるようになりました。GoogleやMicrosoftのアカウントだと1アカウント=1アドレスが基本なので、ここは明確に違います。

なお、ビデオ会議のMeet Professionalだけは別料金で、追加費用は月¥1,249と表示されていました。Unlimitedに全部入りとはいえ、一部は対象外です。

Unlimitedに実際に含まれていたもの

単品で揃えた場合との損益計算

ここが本題です。Unlimitedと同じ環境を単品プランで揃えた場合にいくらかかるのかを、各製品の公式料金ページに表示された日本円で計算しました。条件を揃えるため、すべて12ヶ月払いの年間請求額で比較します。

用途単品プラン月額年間請求額
メールMail Plus¥499¥5,988
VPNVPN Plus¥874¥10,488
クラウドストレージDrive Plus(200GB)¥499¥5,988
パスワード管理Pass Plus¥374¥4,488
単品の合計¥2,246¥26,952
Proton Unlimited全部入り¥1,249¥14,988
差額▲¥997▲¥11,964(44%安い)

単品で4つ揃えると年間¥26,952かかるのに対し、Unlimitedは¥14,988です。年間で¥11,964、率にして44%安くなります。

しかも内容は同じではありません。単品のDrive Plusは200GBですが、Unlimitedは500GBです。容量は2.5倍あって、それでいて安いという計算になります。

VPN Plusの金額について補足します。VPN Plusは24ヶ月契約なら月¥374(24ヶ月で¥8,976)まで下がりますが、更新は12ヶ月ごとに¥10,488です。他のプランと支払いサイクルを揃えるため、ここでは12ヶ月あたり¥10,488(=月¥874)で計算しています。

単品で揃えた場合との損益計算

何個使えば元が取れるのか(分岐点)

「全部使えば得なのは分かるが、自分は2つくらいしか使わない」という場合はどうなるのか。実額をもとに、2つだけ契約した場合の年間費用とUnlimited(¥14,988)を比較しました。

組み合わせ単品の年間合計Unlimitedと比べて
Mail + VPN¥16,476Unlimitedの方が安い
VPN + Drive¥16,476Unlimitedの方が安い
VPN + Pass¥14,976ほぼ同額(差¥12)
Mail + Drive¥11,976単品の方が安い
Mail + Pass¥10,476単品の方が安い
Drive + Pass¥10,476単品の方が安い

表を見ると、分岐点がはっきり出ました。VPNを使うかどうかが判断の分かれ目です。

  • VPNを含む2つを使うなら、その時点でUnlimitedの方が安くなります
  • VPNを使わない2つの組み合わせでは、単品の方が安く済みます
  • VPNを使わなくても、3つ以上(Mail+Drive+Pass=¥16,464)ならUnlimitedが安くなります

VPN Plus単体が年間¥10,488と、他の単品プランに比べて高いためです。逆に言えば、VPNを使う予定がある人はUnlimitedを検討する価値が高いということになります。

なお、2人で使うならDuo(月¥1,874・2TB)、家族で使うならFamily(月¥2,999・3TB)という選択肢もあります。Unlimitedを2人分契約すると月¥2,498になるので、2人ならDuoの方が安く、容量も4倍です。

何個使えば元が取れるのか(分岐点)

元が取れる人・取れない人

実際に契約して1ヶ月使った上で、向き不向きを整理します。

元が取れる人

  • VPNを含めて2つ以上のProtonサービスを使う人。前章の通り、この時点で単品合計を下回ります
  • Googleから離れたい人。Gmail・Googleドライブ・Googleカレンダーをまとめて置き換えられます
  • すでにVPN・パスワード管理・クラウドストレージを別々に契約していて、合計が月¥1,300を超えている人。切り替えるだけで安くなる可能性があります
  • メールアドレスを使い分けたい人。15個作れるので、サービスごとに分けられます

元が取れない人

  • VPNだけが目的の人。VPN Plusは24ヶ月契約なら月¥374まで下がるので、Unlimitedの半額以下です
  • メールだけが目的の人。Mail Plusが月¥499で、15GBと独自ドメイン1個が使えます
  • 仕事でGoogleドキュメントやスプレッドシートを中心に使っている人。Proton DocsとSheetsは基本的な編集はできますが、高度な共同編集や外部連携までは置き換えられません
私の場合はメール・VPN・Driveの3つが目的だったので、単品で揃えると年間¥22,464かかる計算でした。Unlimitedが¥14,988なので、年間¥7,476浮いた形になります。使わないPassとCalendarがおまけで付いてきた感覚です。

元が取れる人・取れない人

契約して分かった注意点

実際に契約してみて、事前に知っておきたかったと思った点をまとめます。

  • 月払いは想像以上に割高です。 1ヶ月払いの¥1,624に対し、12ヶ月払いは¥1,249。年間で¥4,500の差が出ます。まず試したい気持ちは分かりますが、続ける見込みがあるなら早めに切り替えた方が得です
  • 24ヶ月プランの¥999は最初の24ヶ月間だけです。 更新後は12ヶ月ごとに¥14,988(月¥1,249)に戻ります。「ずっと月¥999」ではありません
  • 無料プランの容量は製品ごとに分かれています。 Proton Freeで使えるのはメールが1GB、Driveが5GBです。合算で使えるわけではありません
  • Meet Professionalは別料金です。 追加で月¥1,249かかります
  • 30日間の返金保証があるので、合わなければ返金を受けられます

支払い方法はクレジットカード・PayPal・Bitcoin・銀行振込などから選べます。無料アカウントを作ってからアップグレードする流れなので、まず無料で各サービスを触ってみて、必要だと判断してから有料に上げるのが安全です。

Protonの各サービスは公式サイトから登録できます。まずは無料で試してみて、複数のサービスを使いそうだと感じたらUnlimitedを検討する、という順番をおすすめします。

▶ Protonの公式サイトでプランを確認する

よくある質問(FAQ)

Proton Unlimitedは月額いくらですか?

2026年7月時点で、1ヶ月払いが¥1,624、12ヶ月払いが月¥1,249(12ヶ月ごとに¥14,988)、24ヶ月払いが月¥999(最初の24ヶ月で¥23,976)です。いずれも管理画面に日本円で表示される実額です。

単品で契約するのと比べて、どのくらい安いですか?

Mail Plus・VPN Plus・Drive Plus・Pass Plusを12ヶ月払いで揃えると年間¥26,952ですが、Unlimitedは¥14,988です。年間¥11,964、率にして44%安くなります。しかもストレージは200GBではなく500GBです。

2つだけ使う場合でも元が取れますか?

VPNを含む2つなら元が取れます。Mail+VPNまたはVPN+Driveの単品合計は年間¥16,476で、Unlimitedの¥14,988を上回るためです。一方、VPNを含まない2つ(Mail+Driveなど)では単品の方が安く済みます。

24ヶ月プランの月¥999はずっと続きますか?

続きません。¥999は最初の24ヶ月間の価格で、その後の更新は12ヶ月ごとに¥14,988(月¥1,249)になります。総額を計算するときは更新後の価格も含めて考えてください。

無料プランの容量はどれくらいですか?

Proton Freeではメールが1GB、Driveが5GBです。製品ごとに枠が分かれており、合算で使えるわけではありません。Unlimitedにすると500GBを各サービスで共有して使えます。

途中で年払いに切り替えられますか?

切り替えられます。アカウント画面の「サブスクリプションを管理」から変更でき、残りの期間は日割りで計算されます。30日間の返金保証もあります。

まとめ

実際に契約して日本円の実額で計算した結論をまとめます。

  • Unlimitedの実額は1ヶ月¥1,624 / 12ヶ月¥1,249 / 24ヶ月¥999(24ヶ月の価格は最初の24ヶ月間のみ)
  • 単品4つを揃えると年間¥26,952、Unlimitedは¥14,988で年間¥11,964(44%)安い
  • 分岐点はVPNを使うかどうか。VPNを含む2つ以上なら元が取れる
  • VPNだけ・メールだけが目的なら、単品プランの方が安い

迷っているなら、まず無料アカウントで各サービスを触ってみてください。その上で「2つ以上使いそう」「VPNも欲しい」と感じたら、Unlimitedに切り替えるのが無駄のない順番です。最初から長期契約せず、1ヶ月払いで試してから年払いに移行すれば、合わなかったときの損失も抑えられます。

▶ Proton公式サイトでUnlimitedの料金を確認する

最後に一つだけ。Protonを選ぶ理由はコストだけではないと思っています。安いから使うというより、メールもファイルもパスワードも同じ暗号化方針の下にまとめられることに価値があります。そこに納得できるかどうかが、最終的な判断基準になるはずです。

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