Proton Driveの使い方【ファイルのアップロード・共有・同期を解説】

How to

「Proton Mailを使っているのでクラウドストレージもProtonに統一したい」「Google DriveやDropboxのようにファイルを暗号化して保存したい」「Proton Driveの使い方がよくわからない」と感じていませんか?

Proton Driveは、Proton AG社が提供するエンドツーエンド暗号化対応のプライバシー重視クラウドストレージサービスです。保存したファイルはProton AG自身でさえ閲覧できない仕組みになっており、無料プランで5GBのストレージが利用できます。ブラウザ・Android・iPhone・Windowsデスクトップアプリに対応しており、デバイス間でのファイル同期も可能です。

この記事では、Proton Driveへのアクセス方法からファイルのアップロード・共有・同期まで、画像付きでわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • Proton Driveの特徴・Google Driveとの違い
  • 無料プランと有料プランの違い
  • ブラウザ・スマホ・デスクトップアプリでのアクセス方法
  • ファイル・フォルダのアップロード手順
  • ファイルの共有リンクを作成する方法(パスワード・有効期限設定)
  • デスクトップアプリを使ったフォルダ同期の手順
  • スマホでの写真・動画の自動バックアップ設定
  • ファイルの削除・復元・ゴミ箱の使い方

それでは詳しく見ていきましょう。

  1. Proton Driveとは?Google Driveとの違い
    1. Proton Driveの特徴
    2. Google DriveとProton Driveの比較
    3. 無料プランと有料プランの違い
  2. Proton Driveにアクセスする方法
    1. ブラウザ(Web版)からアクセスする
    2. Android・iPhoneアプリをインストールする
    3. Windowsデスクトップアプリをインストールする
  3. Proton Driveの画面構成を確認しよう
  4. ファイル・フォルダをアップロードする方法
    1. ブラウザ版でファイルをアップロードする
    2. 新しいフォルダを作成する
    3. スマホアプリからファイルをアップロードする
  5. ファイルを共有する方法(リンク共有)
    1. 共有リンクを作成する(ブラウザ版)
    2. パスワードを設定する
    3. 有効期限を設定する
    4. 共有リンクを無効化する
  6. デスクトップアプリでフォルダを同期する方法
  7. デスクトップアプリでフォルダを同期する方法
    1. 同期フォルダを設定する手順
  8. スマホで写真・動画を自動バックアップする方法
    1. 自動バックアップを設定する(Android・iPhone共通)
  9. ファイルを削除・復元する方法
    1. ファイルを削除してゴミ箱に移動する
    2. ゴミ箱からファイルを復元する
    3. ゴミ箱を空にして容量を解放する
  10. バージョン履歴でファイルを以前の状態に戻す方法
  11. よくあるトラブルと対処法
    1. トラブル1:アップロードが遅い・途中で止まる
    2. トラブル2:ストレージ残量が少なくなってきた
    3. トラブル3:共有リンクを送ったが相手がアクセスできない
    4. トラブル4:デスクトップアプリで同期が止まっている
  12. まとめ

Proton Driveとは?Google Driveとの違い

Proton Driveの特徴

Proton Driveは、Proton Mail・Proton Calendarと同じProton AGが開発・運営するクラウドストレージサービスです。2022年に正式版として公開され、現在はブラウザ(Web)・Android・iOS・Windowsデスクトップアプリに対応しています。

最大の特徴はエンドツーエンド暗号化(E2EE)とゼロアクセス暗号化を採用している点です。ファイル名・フォルダ名・ファイルの中身はすべて暗号化されてサーバーに保存されるため、Proton AG自身でさえファイルの内容を閲覧することができません。Google DriveやDropboxとは根本的に異なるセキュリティ設計です。

Google DriveとProton Driveの比較

比較項目 Google Drive Proton Drive
運営会社・拠点 Google(米国) Proton AG(スイス)
暗号化 転送中・保存時(Googleが鍵を管理) エンドツーエンド暗号化+ゼロアクセス暗号化
無料ストレージ 15GB(Gmail・フォトと共有) 5GB(Proton Mail分とは別枠)
広告・データ収集 あり なし
ファイルサイズ制限 個別ファイルの上限あり(形式による) なし(プランのストレージ上限まで)
共有リンクのパスワード設定 有料プランのみ 無料プランから利用可
共有リンクの有効期限設定 有料プランのみ 無料プランから利用可
デスクトップ同期アプリ Windows・Mac対応 Windows・Mac対応
Office系ファイルの編集 ブラウザ上で直接編集可 Proton Docs(独自エディタ)で編集可

Google Driveは無料ストレージが15GBと多く、Googleドキュメントなどとの連携が充実しています。一方でProton Driveはファイルの内容を誰にも見られたくない方や、共有リンクを無料でパスワード保護・期限設定したい方に向いています。

無料プランと有料プランの違い

プラン 無料(Free) Drive Plus Proton Unlimited
月額(年払い) 無料 約¥350〜 約¥1,200〜
ストレージ 5GB 200GB 500GB
バージョン履歴 ○(無制限) ○(無制限) ○(無制限)
共有リンクのパスワード
共有リンクの有効期限
デスクトップ同期
写真バックアップ

ストレージの注意点:Proton Driveの5GBはProton Mail(最大1GB)とは別枠です。Protonアカウント全体のストレージはメールとドライブで共有されますが、無料プランの場合、Driveに5GB・Mailに1GBの合計6GBの枠が設定されます。ストレージの使用量は設定画面から確認できます。

Proton Driveにアクセスする方法

ブラウザ(Web版)からアクセスする

Proton Driveを使うにはProton Mailのアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合は、まずproton.meでアカウントを作成してください。

1. ブラウザでdrive.proton.meにアクセスし、Protonアカウントでログインします。

2. または、Proton Mailの受信トレイ画面左上にあるアプリセレクター(格子状のアイコン)をクリックし、「Drive」を選択します。

Android・iPhoneアプリをインストールする

  • Android:Google Playストアで「Proton Drive」を検索してインストール
  • iPhone・iPad:App Storeで「Proton Drive」を検索してインストール

インストールしたら「開く」をタップします。

「サインイン」をタップします。

Protonのメールアドレスと、パスワードを入力したらサインイン完了です。

Windowsデスクトップアプリをインストールする

PCのフォルダとProton Driveを自動同期するには、デスクトップアプリが必要です。

1. ブラウザでproton.me/drive/downloadにアクセスします。

2. 「Windows版ダウンロード」(または「Mac版」)をクリックしてインストーラーを取得します。

3. インストーラーを実行し、案内に従ってインストールします。Protonアカウントでログインすると、同期設定ができるようになります。

Proton Driveの画面構成を確認しよう

ブラウザ版にログインすると、以下のような画面が表示されます。

エリア 説明
①左サイドバー マイファイル・共有・最近使ったファイル・ゴミ箱などへのナビゲーション
②メインエリア ファイル・フォルダの一覧が表示される
③アップロードボタン 画面左上の「+新規」または「アップロード」ボタン
④表示切替 右上のアイコンでグリッド表示・リスト表示を切り替え
⑤ストレージ使用量 左サイドバー下部に現在の使用量・残り容量が表示される

ファイル・フォルダをアップロードする方法

ブラウザ版でファイルをアップロードする

1. Proton Driveのメイン画面で、画面左上の「新規」ボタンをクリックします。

2. 表示されたメニューから「ファイルをアップロード」または「フォルダをアップロード」を選択します。

3. アップロードしたいファイル(またはフォルダ)を選択して「開く」をクリックします。

4. 画面右下にアップロードの進捗が表示されます。完了するとファイルがProton Driveに保存されます。

新しいフォルダを作成する

1. Proton Driveのメイン画面で、画面左上の「新規」ボタンをクリックします。

2.「新しいフォルダ」をクリックします。

2. フォルダ名を入力して「作成」をクリックします。

スマホアプリからファイルをアップロードする

1. Proton Driveアプリを開き、右上の「」ボタンをタップします。

2. 「ファイルをアップロード」を選択し、スマホ内のファイルを選択します。写真・動画・PDFなど任意のファイルをアップロードできます。

ファイルを共有する方法(リンク共有)

Proton Driveの共有機能は無料プランから「パスワード保護」と「有効期限設定」の両方が使えるのが大きな強みです。Google DriveやDropboxでは有料プランでしか使えない機能を無料で利用できます。

共有リンクを作成する(ブラウザ版)

1. 共有したいファイルまたはフォルダを右クリックし、「共有」を選択します。または、ファイルの「」メニューから「共有」を選びます。

2. 公開リンクの右の「非アクティブ」のトグルをオンにし、アクティブにします。

3. アクティブにすることで共有リンクが生成されます。「リンクをコピー」をクリックして、メールやメッセージアプリで相手に送ります。

パスワードを設定する

共有リンクにパスワードを設定すると、リンクを知っていてもパスワードを知らない人はファイルにアクセスできなくなります。

1. 共有リンクの設定画面で「パスワードまたは有効期限を設定する」をクリックします。

2.パスワードのトグルをオンにします。

3. パスワードを入力して「保存」をクリックします。受信者にはリンクとパスワードを別々の手段(例:リンクはメールで、パスワードはLINEで)で伝えるとより安全です。

有効期限を設定する

共有リンクに有効期限を設定すると、指定した日時を過ぎると自動的にリンクが無効になります。一時的な共有に便利な機能です。

1. 共有リンクの設定画面で「パスワードまたは有効期限を設定する」をクリックします。

2. 有効期限のトグルをオンにします。

3.日付を入力し「変更を保存」をクリックします。

共有リンクを無効化する

共有を終了したい場合は、いつでもリンクを無効化できます。

1. 左タブの「共有中」を開きます。

2. 右クリックし、「共有を停止」をクリックします。

3.確認メッセージが表示されるので「共有を停止」をクリックします。

デスクトップアプリでフォルダを同期する方法

Windowsデスクトップアプリを使うと、PC上の指定フォルダとProton Driveをリアルタイムで同期できます。ファイルを保存するたびに自動でクラウドにバックアップされ、別のデバイスからもアクセスできます。

デスクトップアプリでフォルダを同期する方法

Windowsデスクトップアプリを使うと、PC上の指定フォルダとProton Driveをリアルタイムで同期できます。ファイルを保存するたびに自動でクラウドにバックアップされ、別のデバイスからもアクセスできます。

同期フォルダを設定する手順

【重要】デスクトップアプリは現時点で日本語に対応していません 2026年現在、Proton DriveのWindowsデスクトップアプリは日本語表示に対応しておらず、アプリ内の表示はデフォルトでは英語となります。以下の手順では、実際の画面に表示される英語のボタン名・メニュー名を()内に併記していますので、英語表示の画面をそのまま参照しながら操作してください。

1. デスクトップアプリを起動し、Protonアカウントでログインします。メールアドレス(またはユーザー名)とパスワードを入力して「Sign in(サインイン)」をクリックします。

2. ログイン直後に「Back up your folders(フォルダをバックアップする)」という案内画面が表示されます。ここで同期したいPC上のフォルダを選択するか、後から設定する場合は「Skip(スキップ)」をクリックします。

3.左のタスクバーからMycomputerをクリックし、 追加でフォルダを選択したい場合は「Add more folders(フォルダを追加)」をクリックします。

4. Windowsのフォルダ選択ダイアログが開きます。同期したいPC上のフォルダを選んで「フォルダの選択」をクリックします。

5. 選択したフォルダが一覧に追加されます。内容を確認して「Save」をクリックします。

6. 「Finish setup(設定を完了)」または「Finish(完了)」をクリックすると同期が開始されます。

7. 同期が始まると、画面右下のシステムトレイ(タスクバーの右端)にProton Driveのアイコンが表示されます。アイコンにカーソルを合わせると現在の同期状態(Synced/同期済み や Synchronization paused/同期一時停止中 など)が確認できます。

8.同期済のものは左タブのActivityより確認できます。

スマホで写真・動画を自動バックアップする方法

スマホのProton Driveアプリには、カメラで撮影した写真・動画を自動的にProton Driveにバックアップする機能があります。スマホの紛失・故障時も写真が守られます。

自動バックアップを設定する(Android・iPhone共通)

1. Proton Driveアプリを開き、下部のナビゲーションから「写真」(Photos)をタップします。

2. 左上の「三」をタップします。

3.「設定」をタップします。

4.「写真のバックアップ」をタップします。

5.写真のバックアップのトグルをオンにします。

ファイルを削除・復元する方法

ファイルを削除してゴミ箱に移動する

1. 削除したいファイル・フォルダを右クリック(またはファイルの「⋯」)し、「ゴミ箱に移動」を選択します。

2. ファイルがゴミ箱に移動します。この時点ではまだストレージ容量は解放されません。

ゴミ箱からファイルを復元する

1. 左サイドバーの「ゴミ箱」をクリックします。

2. 復元したいファイルを右クリック→「復元」を選択します。ファイルが元の場所に戻ります。

ゴミ箱を空にして容量を解放する

1. 左サイドバーの「ゴミ箱」を開きます。

2. 画面右上の「ゴミ箱を空にする」をクリックします。

3. 確認ダイアログで「完全に削除」をクリックします。ゴミ箱内のすべてのファイルが完全に削除され、ストレージ容量が解放されます。

バージョン履歴でファイルを以前の状態に戻す方法

Proton Driveは無料プランを含むすべてのプランで無制限のバージョン履歴に対応しています。ファイルを誤って上書きしてしまった場合でも、以前のバージョンに戻すことができます。

1. バージョン履歴を確認したいファイルを右クリック→「バージョン履歴」を選択します。

2. 過去のバージョン一覧が表示されます。復元したいバージョンを選択して「このバージョンに復元」をクリックします。

よくあるトラブルと対処法

トラブル1:アップロードが遅い・途中で止まる

原因と対処法

  • インターネット接続を確認し、Wi-Fiが安定している環境で試す
  • ブラウザを再読み込みして再試行する
  • VPNを使用している場合は一時的にオフにして試す
  • 大量のファイルを一度にアップロードする場合は数回に分けてアップロードする

トラブル2:ストレージ残量が少なくなってきた

対処法

  • ゴミ箱を空にする(ゴミ箱内のファイルはストレージを消費し続ける)
  • 不要なファイルを削除してゴミ箱を空にする
  • 写真バックアップを一時的に停止して容量を確保する
  • それでも足りない場合はDrive Plus(200GB)またはProton Unlimited(500GB)へのアップグレードを検討する

トラブル3:共有リンクを送ったが相手がアクセスできない

原因と対処法

  • パスワードを設定している場合、パスワードが相手に伝わっているか確認する
  • 有効期限が切れていないか確認する(期限切れの場合はリンクを再作成する)
  • リンクが削除または無効化されていないか確認する
  • URLが正しくコピーされているか確認する(途中で切れていないか)

トラブル4:デスクトップアプリで同期が止まっている

対処法

  • タスクバーのProton Driveアイコンを確認し、同期状態を確認する
  • インターネット接続が安定しているか確認する
  • アプリを一度終了してから再起動する
  • アプリを最新バージョンにアップデートする

まとめ

この記事では、Proton Driveのアクセス方法からファイルのアップロード・共有・同期・バックアップまで、基本的な使い方を一通り解説しました。

Proton Driveを使うにあたって特に重要なポイントをまとめます。

  • 共有リンクのパスワード・有効期限設定が無料で使える点が大きな強み:Google DriveやDropboxでは有料プランでしか使えないこれらの機能が、Proton Driveでは無料プランから利用できます。機密性の高いファイルを共有する際は必ずパスワードを設定し、不要になったらリンクを削除する習慣をつけましょう
  • 無料ストレージは5GB・Proton Mailとは別枠:Proton DriveはProton Mailのストレージとは独立した5GBの枠が用意されています。ゴミ箱内のファイルもストレージを消費するため、定期的にゴミ箱を空にして容量を管理しましょう
  • デスクトップアプリとスマホアプリで自動同期・自動バックアップが可能:デスクトップアプリを使えばPC上のフォルダをProton Driveと自動同期できます。スマホアプリの写真バックアップ機能を使えば、撮影した写真・動画を自動的にクラウドに保存できます。ただし写真はファイルとは別の「写真」セクションに保存される点に注意してください

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