Braveブラウザとは?日本語で使って分かった実力と、Brave VPNの正体

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Braveは、広告とトラッカーのブロックが最初から組み込まれたブラウザです。脱Googleを考えたとき、ブラウザの乗り換え先として真っ先に名前が挙がります。

実際にBrave Searchを日本語で使って検証しました。検索は日本語でも十分に実用的で、AIによる要約まで日本語で返ってきます。ここは素直に良い出来でした。

一方で、「Brave VPN」については契約前に知っておくべきことがあります。Brave公式が自ら明記している事実です。

結論を先に書くと、Brave VPNはBraveが作ったものではありません。そしてサーバー数はProton VPNのおよそ66分の1で、料金は約1.4倍でした。

検証条件:2026年7月26日に、Brave Searchで日本語のキーワードを実際に検索して結果と表示を確認しました。あわせてBrave公式の日本語ページ(トップページ、Firewall + VPNのページとそのFAQ)を開いて記載内容を確認しています。比較対象のProton VPNとNordVPNの料金・サーバー数は、各社公式の料金ページで確認した値です。なおBraveブラウザ本体はインストールしておらず、ブラウザ機能の使用感まで検証したものではありません。

Braveとは何か

位置づけを整理します。

項目 内容
広告・トラッカーのブロック 標準で内蔵(拡張機能不要)
クッキー同意ポップアップ ブロック対象
検索エンジン Brave Search(独自)
AIアシスタント Leo AI(ブラウザ内蔵)
VPN Brave Firewall + VPN(有料の追加機能)
日本語対応 公式サイト・ブラウザとも対応

公式は「ウェブサイトはなんと3〜6倍の高速表示」と説明しています。広告を読み込まないぶん速くなる、という理屈です。

Chromiumベースなので、Chromeの拡張機能がそのまま使えるのも実務的な利点です。乗り換えの障壁が低くなります。

脱Googleという観点で正直に補足すると、BraveはChromiumというGoogle主導のエンジンを土台にしています。「Googleのコードを一切使わない」わけではありません。ブロックするのは広告とトラッカーであって、レンダリングエンジンは別の話です。

Brave Searchを日本語で実際に使ってみた

「暗号化メール おすすめ」という日本語のキーワードで実際に検索しました。

結果:普通に使えます

  • 日本語の検索結果がきちんと返ってきます。 日本語サイトが上位に並び、内容も的外れではありませんでした
  • AIによる要約が日本語で表示されます。 製品名を挙げて特徴と価格帯まで整理した、かなり踏み込んだ内容でした
  • 要約の末尾には「AIにより生成された回答です。必ず事実確認を行ってください。」という注記が付きます
  • 「Goggles」という独自のタブがあり、検索結果の絞り込みができます

正直なところ、「日本語だと使い物にならないのでは」という予想は外れました。日常的な調べものであれば、切り替えても違和感なく使えると思います。

ひとつ面白かったのが、返ってきた検索結果の顔ぶれです。Googleで同じ言葉を調べたときと同様に、法人向けのメールセキュリティ製品の比較サイトが上位に並びました。検索エンジンを変えても、そのキーワードで求められている内容自体は変わらない、ということがよく分かります。

ただし乗り換えのハードルは残る

検索エンジンの切り替えは設定を変えるだけで数秒ですし、合わなければすぐ戻せます。リスクはほぼありません。

そのうえで正直に書くと、専門的な調べものや、日本語のニッチな情報を探す場面では、Googleのほうが強い場面が残ります。「まずBrave Searchで調べて、見つからなければGoogleに切り替える」という使い方が現実的です。

Brave Searchを日本語で実際に使ってみた

【重要】Brave VPNはBraveが作っていない

ここが本題です。

Brave公式のFAQに、はっきりこう書かれていました。

「Brave VPNはGuardianによって提供されています。 GuardianはiOSセキュリティ研究者によって設計されたトラッカーブロックVPNインフラストラクチャで、IPアドレスだけでなく複数の識別子をブロックします。」
― Brave公式「Brave VPN に関するよくある質問」より

つまりBrave VPNは、Guardianという別会社のVPNにBraveの名前が付いたものです。Braveが隠しているわけではなく、公式FAQに明記されています。ただし日本語の紹介記事でここに触れているものは、私が探した範囲では見当たりませんでした。

他社と並べると規模が見えてくる

公式に記載されていた数字を並べます。

Brave VPN Proton VPN Plus NordVPN ベーシック
サーバー数 300以上 20,000以上 数千
地域 40以上 140か国以上 224ロケーション
年額 $99.99
(約¥15,000)
¥10,488 ¥21,960
(更新価格)
同時接続 10台 10台 10台
開発元 Guardian(他社) 自社 自社
第三者監査 2024年に開始 ― 6回(2018〜2025)

読み取れることは3つです。

  • サーバー数がProton VPNの約66分の1です。 混雑したときの逃げ場が少ないことを意味します
  • それでいて料金はProton VPNの約1.4倍。 年額$99.99は1ドル150円換算で約¥15,000です
  • 監査は2024年に始まったばかり。 ソフトウェア監査が2024年2月、インフラ監査が2024年4月とされています
Brave VPNの利点は「ブラウザに内蔵されていて、追加のダウンロードが要らない」という手軽さです。そこに価値を感じるなら選択肢になります。
ただVPNとしての基礎体力で選ぶなら、この数字を見て積極的に勧める理由は見つかりませんでした。

Proton VPNとNordVPNの実測比較はNordVPNの評判は本当か?とProton VPNの速度を実測にまとめています。

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ブラウザを変えても解決しないこと

Braveへの乗り換えは、脱Googleの入口として正しい選択です。ただしこれだけでは終わりません。

気になっていること Braveで解決するか
広告に追いかけられる 解決する
閲覧履歴でプロファイルを作られる 解決する
ページが重い 改善する
メールの中身 解決しない
クラウドに置いたファイル 解決しない
ブラウザに保存したパスワード 移し替えが必要

ブラウザを変えても、Gmailを使っている限り、いちばん中身の濃いデータはそのまま残ります。

メールには、契約、請求、医療、家族のやり取りが集まります。閲覧履歴よりよほど濃い情報です。Braveに乗り換えて満足してしまうと、ここが手つかずのまま残ります。

誤解のないように書くと、Braveが不十分だという意味ではありません。ブラウザはブラウザの仕事をきちんとします。ただ「ブラウザを変えた=脱Googleが済んだ」と考えるのは早い、というだけです。

順番の話

当サイトでは、移す順番を次のように整理しています。

  1. パスワード管理(土台)
  2. カレンダー(練習台)
  3. クラウドストレージ
  4. メール(最難関・最後)
  5. 番外:VPN・検索・ブラウザ

ブラウザと検索エンジンは、実は最後で構いません。いつでも戻せて、失うものがないからです。逆にメールは唯一「相手に知らせる必要がある」作業なので、慎重に進める必要があります。

全体像は脱Google完全ロードマップに、Gmailの実態はGmailはGoogleに読まれている?にまとめました。

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よくある質問(FAQ)

Brave Searchは日本語で使えますか?

使えます。実際に日本語のキーワードで検索したところ、日本語サイトが上位に並び、内容も的外れではありませんでした。AIによる要約も日本語で表示され、製品名や価格帯まで整理された内容が返ってきます。ただし専門的な調べものやニッチな日本語情報では、Googleのほうが強い場面が残ります。

Brave VPNは誰が作っているのですか?

Guardianという別会社です。Brave公式のFAQに「Brave VPNはGuardianによって提供されています」と明記されています。Braveが自社で開発したVPNではありません。

Brave VPNの料金はいくらですか?

月額$9.99、年額$99.99です。7日間の無料トライアルが含まれます。1ドル150円換算だと年額は約¥15,000で、Proton VPN Plusの更新価格(年¥10,488)より高くなります。

Brave VPNのサーバー数はどれくらいですか?

公式によると40以上の地域に300以上のサーバーです。Proton VPNは140か国以上に20,000台以上と記載しているため、サーバー数ではおよそ66分の1の規模になります。混雑時に選べる逃げ場が少ないことを意味します。

BraveにすればGoogleから離れられますか?

部分的です。広告とトラッカーのブロック、閲覧履歴によるプロファイリングの回避には効果があります。ただしGmailを使い続ける限り、メールの中身は手つかずのまま残ります。またBrave自体がGoogle主導のChromiumを土台にしているため、「Googleのコードを一切使わない」わけでもありません。

ブラウザから乗り換えるべきですか?

順番としては後回しで構いません。ブラウザと検索エンジンは、合わなければすぐ元に戻せて失うものがないためです。当サイトでは、やり直しがきくものから順に「パスワード管理→カレンダー→ストレージ→メール」と進め、ブラウザは好きなタイミングで、という整理をしています。

まとめ

検証した結果をまとめます。

  • Brave Searchは日本語で実用的でした。 AI要約も日本語で返ってきます。切り替えは数秒で、合わなければすぐ戻せます
  • 広告・トラッカーのブロックは標準内蔵。 拡張機能を入れる必要がありません
  • Brave VPNはGuardianという別会社の提供です。 Brave公式が明記しています
  • Brave VPNのサーバー数は300以上。 Proton VPNの20,000以上と比べると約66分の1です
  • それでいて年$99.99(約¥15,000)。 Proton VPN Plusの更新価格より高くなります
  • ブラウザを変えてもメールは解決しません。 いちばん中身の濃いデータはGmailに残ります

ブラウザとしてのBraveは素直に良いと思います。脱Googleの入口として選ぶのは合理的です。ただしVPNまでBraveに寄せる理由は、今回確認した数字からは見つかりませんでした。そしてブラウザを変えただけで満足せず、メールにも手を付けてください。そこが本丸です。

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この記事は2026年7月26日に、Brave Searchで実際に日本語検索を行い、Brave公式の日本語ページとFAQを確認して書いています。Braveブラウザ本体はインストールしておらず、ブラウザの使用感まで検証したものではありません。円換算は1ドル150円と置いた目安です。当サイトはBraveの紹介プログラムには参加していません。

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